日常細事2020


kiji

2020.3.10 長崎県(お国柄39) 
 長崎県は日本の入り口として、古くから日本の交易の拠点であり、戦国時代にはポルトガルやオランダなど西洋の船が唯一入港できる出島があった歴史があり。そのため今でも異国情緒が漂う。
 鎖国時代には出島が国内で唯一外国との貿易を許され、外国人が管理のもとで出入りできた。近代化に必要な最先端の軍事、医事、科学、語学などが字ぺる都市でもあって、全国から人材が集まったことは容易に理解できる。
 こんな新しい文化にじかに接してきた場所で育った長崎県人。当然のように「進取の気性」に富み、「食生活を楽しむ」人が多い。そうした事柄を背景にして「コツコツ貯めるより、「今日が楽しければ」とパッと浪費するタイプ。粘り強さや、積極性に欠け、自分に甘いなどの問題もあるが、面倒見がよく他人の世話を焼くのが大好きだ。
 ここで地域別に県民性を見ていくことにする。
 長崎県のほぼ中央に位置する大村市、東彼杵町、川棚町、波佐見町は【県央地域】という地域で分類される。空港や高速道路のインターチェンジ、鉄道なども集中しており、長崎県の中心的役割を果たしている場所だ。そんな県央地域は、農業も長崎県全体の2割の生産高を占めており、長崎県内で有数な農業地域として数えられている。県央地域に住む人たちは、長崎を活性化させるために様々な取り組みを実施している。中でも、J1チームV・ファーレン長崎を地域密着型チームにするためのスポーツツーリズムの推進するなど、県央地域の人たちは、長崎県の中央部の特性を活かした地域活性活動のため、力を注いでいる、熱い県民性を持つ人達が多いことが特徴といえる。
 島原地域は、島原市・雲仙市・南島原市から成る有明海・橘湾に囲まれた半島である。名水百選に選ばれた湧き水群があったり、違う水質の温泉があるなど、県内でも有数な自然に恵まれた地域である。また、「日野江城跡」「原城跡」「島原城」など歴史を感じることが出来る観光名所が多い。島原地域の県民性は、観光地という場所柄からかサービス精神が旺盛である。
 壱岐地域は古くから、文化の中継地として大きな役割を担っており、多くの史跡や文化遺産が残されている場所でもある。玄界灘に浮かぶその地理特性から、壱岐地域に住む人たちは古くから海上交易を行ってきた。特に朝鮮半島との交流が深く、日本本土との中継地点として、架け橋的役割を果たしてきた。古い歴史が色濃く残る壱岐地域の県民性は、豊かな自然や文化を誇りに思う島人精神を持つ人が多く、長崎県の伝統を守る職人気質が特徴といえる。
 「でんでらりゅうばでてくるばってんでんでられんけんでてこんけんこんこられんけんこられられんけんこーんこん」方言の意味:出られるのなら出るけれど出られないから出ていかない行こうとしても行くことができないから行かない行かない

 

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