日常細事2020


kiji

2020.3.19 宮崎県(お国柄42) 
 宮崎県の旧国名は日向の国(ひゅうがのくに)。日向と書いて「ひなた」と呼ぶこともあり、あたたかなイメージがある。
 そのイメージ通り、宮崎県はご存知の通り東は太平洋に面し,北西南の三方を山に囲まれた豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、その気候風土は,「高温多雨晴」で表される「南海型気候区」と、「台風」の通り道のために「自然の恵み」と「災害」を受ける相反した気候を持った県でもある。
 私の感覚ではあの東国原秀夫(タレント名そのまんま東)さんが知事になって、突如有名になった県という印象が強かった。ところが実際は1981年~2010年平年値の平均値データでは、平均気温(3位)・日照時間(3位)・快晴日数(2位)と全国トップクラスで、春季のプロ野球を筆頭にスポーツのキャンプ地としても有名な上、日本で1位のものが「通勤・通学時間の短さ(平均約19分)※平成23年調査データ」「物価の安さ(消費者物価地域差指数)※平成23年調査データ」「水道・光熱費の支出額の安さ」「共働き世帯における夫の家事関連時間の長さ」といったように驚きだ。
 宮崎県の産業に目を向けると(平成28年調査から)。
1位:きゅうり(宮崎市・西都市)
1位:きんかん(日南市・串間市)
1位:日向夏(日南市・宮崎市・綾町)
1位:スイートピー(日南市・都農町)
1位:ブロイラー<にわとり>飼養羽数(都城市・日向市)
1位:近海かつお一本釣漁獲量
1位:焼酎出荷量(県全域)
 宮崎は、生産高ベース自給自足率287%で全国1位(データの概算値)
 これでまたびっくり。
 これだけ豊かな国だから、民のおおらかさや優しさには定評がある。その気質を象徴する言葉に「てげてげ」、「よだき」がある。「指摘されてもあまり気にする様子もない」ことを意味する方言である。楽天的な人が多い、温和で素朴、お人好し、何事にもポジティブといった良い評価がある反面、積極性に欠ける「億劫」で「面倒」くさがる、辛抱強さがない等と見られている。
腰の痛さよ山畑開き 春はかすみの日の永さ 焼酎五合の寝酒の酌に おれも嫁女が 欲しゅなった ヤレ もろたもろたよ いもがらぼくと 日向かぼちゃのよか嫁女 ジャガジャガマコチ エレコッチャ(宮崎市制30周年を記念した公募を機に誕生した楽曲)


 

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