日常細事2020


kiji

2020.3.29 関東と茨城県(お国柄45) 
 関東の県民性は非常に強気で、しっかり者の女性が多く、生計を支える。 言葉も性格も荒い。 自己主張が強く反抗的なタイプが多い地域でもある。 西の方から新しい文明が入ってきたのは上野·下野(こうずけ・しもつけ)の毛野(けの)だった。
 京の政府に頼らず自らを守る武士が生まれたのが関東。 南関東が関東の中心になったのは鎌倉幕府からである。
 茨城県人を評して「怒りっぽい、忘れっぽい、飽きっぽい」の「3ぽい」と言われる。元は江戸時代水戸藩士の気質を表した「理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい」ものとされているが、現在でも茨城県出身者の中に反骨精神旺盛な人が多いことなどからこの「3ぽい」は県民性を表す際によく使われる。
 言葉に独特のなまりや、語気の荒さ(語尾に「だっぺ」とつけるなど言葉遣いが乱暴に聞こえる)のがあることから、他県民の人には少々近づきにくい印象を与えがちだが、根はまじめで忠誠心の深い仲間思いの人が多いのも茨城県民の特徴である。
 地域別に見る県民性はというと、
 日立市やひたちなか市のある北部地区は県の中でも気性が荒く、大雑把で見栄っ張りな人が多いと言われている。江戸時代、現在の北部と中央エリアが水戸藩だったことからその影響を強く受けていると考えられる。茨城県民を表す「3ぽい」もこの辺りの地域の人のことを指すことが多い。
 北部と同様、水戸藩が位置していた中央地区も荒々しい気質が特徴。反骨精神旺盛で、小さいことにはこだわらない強気な姿勢が敬遠されてしまうことも。男女問わず男勝りな人が多いが、その一方で根はまじめで忠誠心の強い人が多いのもこの地区の特徴である。
 鹿島、神栖地区は北部、中央エリアと違い県南に位置する東部、西部、南部エリアはややおっとりとした性格の人が多い。東部地区は水戸藩の強気な姿勢を受けてか、落ち着いていて、なおかつ穏やかで保守的な人が多いとされている。
 常総、下妻地区は、穏やかな人が多いのが特徴である。特に女性は献身的で男性を立てるのが上手いとされている。茨城県民の一般的に言われている県民性とは少し異なるのが西部、南部地区の特徴かもしれない。
 筑波、土浦などがある南部地区も東部、西部と同じく温和な人が多いのが目立つ。明るく元気な人が多く、協調性もある。しかし、やはり言葉遣いや、なまりなどから誤解されやすく、口数の多くないことから本心が伝わらないこともある。
「そんでー、そごおー、まがってったらー、いのししにでっかせでー、たまげっっちゃったどやー」意味:それで、そこを曲がって行ったら、猪に出くわして、びっくりしちゃったよ。


 

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