2020.4.1 栃木県(お国柄46)
栃木県というと、関東で一番面積が広いけど、一番人口が少ない。「自然の多い県」で美味しい食べ物や歴史の詰まった建造物がたくさんある素晴らしいところで、「日光の2社1寺」として知られる二荒山神社や日光東照宮、日光山輪王寺周辺は世界遺産に登録されている。他にもラムサール条約に認定された渡良瀬遊水池や、日本三大イルミネーション認定のあしかがフラワーパークなど、数多くの観光地も存在する場所だ。
県民性のルーツを探ってみると、室町幕府を開いた足利尊氏の存在にある。尊氏のイメージは「武骨」で口数が少ないのに、ひとたび口を開くと「声がでっかい」「言葉が荒っぽい」その上「気が荒い」とみられている。
尊氏が帰依した禅僧の夢窓疎石は尊氏を次のように評している「尊氏の三徳」と呼ばれている。
①合戦に際しては笑みを含み、恐れる気色はまったくなかった
②慈悲心が厚くて、人を憎んだり恨んだりすることがほとんどなかった
③心が広く、物惜しみしないで自分がもらったものをみな人に与えた
こうした長所はそのまま現代の栃木県の県民性に受け継がれているというのだ。
県内の地域性で県民性を見直してみると。
県北の県民性は保守的なイメージを強い。県北出身者は、方言の訛りが強いで。会話の場面では方言全開で少々威圧感がなくもないですが、東北よりということもあるのか堅実で真面目な人が多い。
県央は栃木県内で最も栄えているといっても良いだろう。そんな県央の県民性は自意識が強い。気が短いと感じられることもある。しかし、人見知りのような県民性を背景に自己主張もできるので、芯が強い人が多いイメージがある。物事を白黒はっきりさせるようなサバサバした性格の人が比較的多い。
県南の県民性は比較的親しみやすいと言われている。方言の癖も強くなく、標準語を話す人が大多数だ。ただ、標準語の中にも所々方言は入っている。自分では標準語を話していると思い、方言がでていることに気づかない人もしばしばでオープンな性格の人が多いと見られている。
県のイメージと、出身者の性格・気質というのは意外と重なり合っているものである。そうした視点で見ると、栃木県人はあまり目立たないということになる。実際、栃木県の人は総じて冷静沈着だし、おとなしい印象がある。
小さい頃から、「手わすら①すんな」って怒られたし、えんぴつおっかいたり、おもちゃぼっこしたり、とうとイタズラして、ちょっととっぽかったんかしんないね。え?何いってっかわかんねの?耳、大事かい?!全部、標準語だっぺな~~!』(説明)小さい頃から「手で何かをいじくり回す」って怒られたし、鉛筆を折ったり、おもちゃを壊したり、ずっとイタズラして、ちょっと 生意気だったかもしれないね。え?何いってっかわかんないの?耳、大丈夫かい?!全部、標準語なんだよ!
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