日常細事2020


kiji

2020.4.7 埼玉県(お国柄48)
 埼玉県は、 秩父を中心とする山地には古い気風が残っていて、素朴で誠実、温和で閉鎖的な封建的な性格が同居している。江戸に隣接していながら北関東、越後への通過点となっていた。頻繁に行われた藩主交代で、統治はいつも江戸を向いていた。県民性は薄くなり、産業も東京の強い影響を受けて「ダサイタマ」「埼玉都民」、県土の形状から「サツマイモ県」 と揶揄されたりした。こうした埼玉の独自性を無視したり、埼玉県人の自尊心を傷つけたりするような評価が世にはびこっていた。
 埼玉県は、63市町村(40市・22町・1村)で成り立っている。市町村数の多さは全国第3位。県庁所在地はさいたま市。埼玉県の総面積は3,797.75km2。日本の中では9番目に狭い県。人口は約730万人で全国5位の人口率。「都内に行くのに便利」「新幹線が通っている」という理由で中央地区・東部地区に住む人が増えてきているという。 
 埼玉の県民性はマイペース・地元愛がないなどとよく言われるが、地元愛がないと言われる理由は、「生まれも育ちも埼玉」という人が少なめということが挙げられる。
 地区別に特徴を見ると・・、
 都内に近い中央地区(さいたま市、川口市、鴻巣市、蕨市、戸田市など)に住んでいる人は「他県から埼玉に引っ越してきた」という人が多めな傾向が見られる。県民性の特徴として地元愛がない人が多い。
 北部地区(熊谷市、本庄市、深谷市など)や秩父地区(秩父市、皆野町、長瀞町など)に住んでいる人の県民性は「生まれも育ちも埼玉」という地元愛が強い人が比較的多いのだそうである。北部地区や秩父地区の人は代々農業を営んでいるという家系が多く、「正直」「「温和」「新設」な人が多い。
 熊谷市は北部でも人口密度が多い市で、ニュースにもなるほど暑いので有名なところ。駅前は栄えているが、一歩入れば田園地帯といった熊谷市。新幹線が止まることを誇りに思っている。
 東部地区(行田市、春日部市、羽生市、三郷市、越谷市等)は千葉県に隣接している三郷市から群馬県に隣接している羽生市までと細長い。南と北で温度差がある。越谷や春日部は中央地区同様、他県から引っ越してきた人が多く、ここにも地元愛は少なめな傾向が見られるる。
 西部地区(川越市、所沢市、飯能市、東松山市、狭山市、入間市など )には西武ドームがある所沢市がある。西武ライオンズファンが多いと思いきや東京都が隣接しているので実は巨人ファンの方が多いというのも埼玉県らしい一面を覗かせている。
 「ぼっとかして、明日は雨だべえ」(説明)もしかしたら、明日は雨かもしれないね


 

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