2021.2.26 カード社会
コロナ禍で私の外出は医者に行く時だけとなっている。余所の人を見る僅かな機会である。全員がマスクをしている。実に異様な光景である。それがもう一年間も続いている。わが神奈川県は非常事態宣言下にある。とても自ら自由に出かける気にはならない雰囲気での生活が続いている。
私はこうして毎日パソコンに向かいホームページの更新が日課で、今までにも説明したような仮想社会で過ごすことが多い巣籠り人間だ。
そんな中で個人的買い物(不思議と買い物が楽しい)をする。決済はすべて人が見えないカード認証で行われる。荷物だけは人の手によって運ばれる。受け取り方も非接触な玄関前に置いていくことが多い。
こうしたカード社会の現実を原文の中「生活のデジタル化(その2)」では説明している。
その時と変わったことは、決済にPeyPal「手続きの流れ①買い手はアカウントにカードまたは銀行口座情報を登録する。➁商品やサービスの決済時にペイパルで支払う。③代金は売り手のビジネスアカウントに残高として振り込まれる。④残高は登録した銀行口座へ引き出せまる)となっており、直接VISAなどから引き出せない仕組みで、支払いごとにその分支払われて安心を確保できることがメリット(paypayやwaonやsuikaも同じ充当式)」。これなど一部の支払いにしか使えず、普及には時間がかかりそうだ。
次に私もマイナンバーカードを入手した。現在は日本における私の身分証明書としての機能しかない。銀行口座と紐づけされたマイナポイントというのがあって、それを使うと20,000円で25%還元(2021.3.31まで)と促進策が講じられたが、手続きが複雑で手当てできないでいるうちに期限が迫る。マイナポイント登録者は、2020.8.31現在で16.6%(マイナンバーカード普及率は19.4%)と低迷している。これは一に手続きの煩雑さにある。
私は運転免許返納時に合わせて区役所に行ってマイナンバーカードを取得した、ことは前にも書いたが、苦労もしたし時間もかかった。パソコンを使わない高齢者がマイナンバーカードを取得するのには壁が高すぎる。警察で運転免許返納時に自動的にマイナンバーカードを取得の手続きがとれればいいのに。「そんなことできっこない」と縦割り行政の悪さがここにも顔を出す。
令和3年3月から健康保険証と紐づけされるという。これはまずマイナンバーカードの普及に大きく働くことになるだろう。普及率が90%を超えれば、選挙などにも使えるし、その裾野は全産業に影響を与えることだろう。 そのとき多分、完全なカード社会が到来すると私は見ている。そういう社会がいいのか悪いのかは、これから散々議論されることだろう。
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