日常細事2021pre


kiji

2021.3.26 知恵と工夫(実践例)
 今回はコロナ禍において人々が生み出した新しい生活様式や、様々な工夫について調べてみた。そうした中でいま注目されている考え方が、「withコロナ」の社会。新型コロナウイルスと"共に生きる"ことを前提に、新しい事業形態が形成されつつある実態を見ることが出来る。
 緊急事態宣言下で多くの飲食店が営業時間などの制約を受ける中、24時間営業できる自動販売機で弁当やスイーツを販売するという非接触型店舗が増えている。これにはアイデアを生み出したベンチャー企業の仲介がある。この企業は手ごろなリース料で販売のプロデュースまで手がけており、参入が相次いでいる。このケースなどは3密対策が徹底しており、コロナ時代の新ビジネスとして注目されている。店舗などのアクリル板の仕切り同様緊急避難的要素も含んでいるので、日常が戻った時には、人との密なコミュニケーションを好む日本人(日本人以外のどこの国でも)には受け入れ難いアイデアとも感じられる。
 イノベーションの展開が、逆境をバネにして、今広く展開しようとしている。介護・生活支援ロボットを例に挙げて、その実態を少しだけ紹介する。
 超高齢化社会の中でのコロナ禍は介護に割ける人材が決定的に不足するようになった。 そこに登場したのが、個人に寄り添うような、人間の感覚や感性を考慮したコミュニケーションロボットやパーソナルロボットの製品化の加速だ。実例として「GROOVE X社のLOVOT(らぼっと)」は 人々の生活に潤いを与える存在として、人が一緒にいたくなるような新世代の家庭用ロボットで、『人の情緒に訴えるロボット』として2019年から販売が開始されたもので。その開発ポリシーについて同社では「将来癒しを与える存在を超え、人の潜在能力を向上させる力も持ち得ると考えています」としており、新しい産業として注目されている。
 実際に私が驚いたのはソフトバンクのホームオープン戦で「無観客のレフトスタンドにホークスの応援団として、人型ロボット『ペッパー』20台と犬型ロボット『スポット』20台がずらりと並んだ。ロボットたちは、七回裏の攻撃前に、球団応援歌「いざゆけ若鷹(たか)軍団」に合わせてダンスを披露した(ソフトバンクニュース)」ことで、ロボットがより身近な存在に感じられた。






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