2021.3.6 笑いの源泉から(1)
「話の市(笑い)」から笑いが如何に人の健康に良いかをダイジェストしてみた。
2018.5.26付において笑いの健康効果を医学的に実証した説では「"笑い"がNK細胞を活性化して 体の免疫力をアップする!」という見出しで、「人間の体内にはNK(natural killer)細胞が50億個もあり、その働きが活発だとがんや感染症にかかりにくくなると言うもので、人が笑うと、免疫のコントロール機能をつかさどっている間脳に興奮が伝わり、情報伝達物質の神経ペプチドが活発に生産されることになる。"笑い"が発端となって作られた"善玉"の神経ペプチドは、血液やリンパ液を通じて体中に流れ出し、NK細胞の表面に付着しNK細胞を活性化する。その結果、がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するので免疫力が高まるということになる」という何か今どきの新型コロナウィルスの説明を見ているようだ。
NK細胞とは自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作させておく必要がないということ から、生まれつきの細胞傷害性細胞(natural killer cell)という意味で名付けられた。形態的特徴から大形顆粒リンパ球と呼ばれることもある。また神経ペプチドとは「興奮の伝達あるいは抑制に作用する脳内物質ペプチドのこと。通常脳内には微量しか存在しない。蛋白質と同様アミノ酸が連なったものだが,さらに小さな分子である。 1975年に豚の脳から発見されたエンケファリンや快楽物質として有名なエンドルフィンはともに鎮痛作用をもっていて,モルヒネと同じように受容体に結合してオピオイドと呼ばれる。( ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)」
生理学的に笑いの効果を示したため、難しい表現になってしまっているが、これらが定説になっているので、覚えとして記載した。
他にも笑いの効果はある。2018.5.29 笑い(2)では、「笑いの効果として、血行促進や記憶力アップにつながると言う説がある。それはどういうことかというと、「思いきり笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態になる。体内に酸素がたくさん取り込まれるため、血のめぐりがよくなって新陳代謝も活発になる。
何よりも笑いの効果は、自分自身がポジティブに"笑える毎日"を生み出すことで、日ごろから自分でおもしろい話を考えて周囲の人に話し、一緒に楽しむことが、その秘訣だという」とあるのだが、家で過ごすことの多い昨今は、笑う機会も減っているのが残念だ。
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