2021.3.9 笑を作る
コロナ禍にあって、鬱々として日々過ごしている人も多いだろう。そんな時だからこそ「笑い」が一時の緩和剤として求められるようになる。先にも記したが、テレビなどでは笑い系や癒し系の番組が増え、報道にもお笑い芸人がMCを勤めるなど広く笑いを生むような構成が目立つ。
お笑い芸人はお笑いを生み出すために、"サンマ"のように存在自体がお笑いという芸人を例外として、お笑いの創出のために日夜腐心していることだろう。
今回は「笑いの源泉」の一考として、笑いを生み出すためのノウハウについて探ってみる。
笑いと言えば漫才が直ぐに浮かんでくる。この漫才は大体二人一組が多い、歴史的に見てもそうしたルーツが見られる。
「漫才は基本的に「ボケ」と「ツッコミ」という2つの役割で成り立っている。それぞれ古典萬歳の「才蔵」と「太夫」に由来する。
「ボケ」は、冗談を言う、話題の中に明らかな間違いや勘違いなどを織り込む、笑いを誘う所作を行う、などの言動によって、観客の笑いを誘うことが期待される役割である。ボケは、もともととぼけ役と呼称されていた。芸席において紹介のつど「つっこみ(役)・とぼけ(役)」と称されていたことが、後に「つっこみ・とぼけ」→「つっこみと、ぼけ」のように転じた」(wikipedia)
以上でその役割は理解できる。では実際にはどのようなやり取りが行われるのか実例を上げてみる。高度な技、「ツッコミボケ」がこれ。この例はオール阪神巨人のネタより拝借)の又借り。
A「きみ、血液型、何型や?」
B「子供の頃調べたときはB型やったけど最近は調べてへんからわからへんわ」
A「あほ、血液型がそんなにコロコロ変わるかいな。結婚してはじめて変わるんや」
(http://www.potalaka.com/)
文章にしてしまうとそれほど面白くないのだが、発想が常識外れなところが、笑いを呼ぶ。
笑いとは「ありそうでない」所から生まれる。また、漫才は見て楽しむ部分が多く、言葉の抑揚やタイミングなどのやり取りや表情の中に笑いを誘う面が大半を占めるようだ。
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