日常細事2021pre


kiji

2021.6.13 面倒くさい
 これは変な話なのだが、前回の「もったいない」で捨てられないのは、つまるところ面倒くさいからなのだ。私は外面(そとずら)はマメで用意周到に見られているのだが、家の中ではその反対で丸でだらしない。縦のものを横にもしないほどの怠け者ぶりである。原因として考えられることは、加齢のせいか昼間でも眠気が消えない。そこで間歇的に昼寝するのだが、そんなものでは収まらない。仕事はもとより好きな野球観戦の最中にも眠気が襲い、まるで眠り病にでもかかったのかと疑うほどだ。
 私は生活習慣病である糖尿病患者であるので、慢性的な睡眠不足状態に陥りやすいのは医学的に理解している。
 2012年に発表された研究によると、加齢により次のような影響を受けてしまうことがわかった。・「睡眠時間の減少」・「レム睡眠の回数が減る」・「途中で起きてしまう回数が増える」。そのことから「 睡眠時間は年齢とともに少なくなり、レム睡眠の時間も少なくなってしまう。 レム睡眠の減少は、深い睡眠の時間が少なくなることに繋がるので、体力回復にも影響を及ぼす」としている。
 体力が衰退すると、物事に集中できなくなる。そうなると何事も面倒くさくなる。
 では、体力を温存するために気を身体に蓄えるにはどうしたらよいのだろうか。
 ヨガや気功のような鍛錬法があることは広く知られている。気功と言うのは「中国では中医学の経絡理論などと結びついて、健康法として太極拳と同様公園などで広く行なわれてきた。それまで呼び名が様々で統一されていなかったところを今の中国建国後の1957年に北戴河の国営気功療養院院長だった劉貴珍が『気功療法実践』を著し、これが各国で翻訳されて「気功」という統一された名が世界的に定着したとwikipediaには記されている。 実際私には到底できそうにない鍛錬法である。
 私のホームページの「write」において「老いて後に(禅に学ぶ6)」が掲載されており、そこでは座禅を組むことを細かく記述している。
 これもある意味で気を集中する鍛錬法で誰でも簡単にできる。その気さえあればだが。
 怠け癖から脱する法は今までも何回もこのHPで掲載した事を、このコラムを書いていて思い出した。
 そこで浮かんできた解決法の第一は、誰でもできる散歩である。思い返せば元気な頃は実に多く散策し、それを記事にしたものだ。矢張り健康維持の原点は散歩にある。
 こうして何度「散歩に出よう」と自分に活を入れたことだろう。
 ああそれなのに何故か「面倒くさい」が立ちはだかる。




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