2021.11.29 諺集に見るわが人生(40)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「あ行」の「う」から始めて、回顧していくことにする。(「」の前後の句読点は省略)
「雨後の筍(たけのこ)」同じような物事が、次から次へと現れたり起こったりすることのたとえ。雨が降ったあと、筍が続々と出てくることから。雨後の筍」の由来は、タケノコが生えるタイミングにある。タケノコは雨がふった後に生えてくる習性があり、反対に晴れが続くと収穫量は減る。上記のことが由来となり、「次々と現れる様子を「雨後の筍」で例えている。食用の代表的筍3種を紹介する。 孟宗竹:モウソウチク、真竹:マダケ、破竹(淡竹):ハチクの3種である。私が子どもの頃には竹藪が結構周囲にあり、筍などが食膳に出ることも多かった。近くの竹林の竹は真竹であったようだ。節の輪が二本あったと記憶している。別名、ニガタケ(苦竹)収穫後時間を経過したタケノコはエグみがあり、あく抜きが必要だが美味である。よく調べると孟宗竹は日本のタケ類の中で最大で、高さ25メートルに達する。筍は大型で肉厚で柔らかく、えぐみが少ないため食用に供される。これほどの竹林というと、このホームページでもかつて紹介した小机城跡は大きな竹林で囲まれており、この竹が孟宗竹だったようだ。まるでジャングルのように高く茂り日を通さないほどに生い茂っていた。もう一つの破竹は真竹同様節の輪は二本でえぐみがなく、掘り立てを直ぐに食べることができるそうだ。私の頭の中には筍と言えば孟宗竹だと思い込んでいた。
竹の種類は豊富で
キンメイチク(金明竹)マダケが変異してできるもので黄褐色の棹に緑色の模様が入る。外観の美しさから日本庭園や鉢物などに使われる。
オウゴンチク(黄金竹)同じくマダケの変種で棹の一部に緑色のラインが入る以外は全てが黄褐色になるもの。葉は金明竹と同じ。
クロチク(黒竹)アジアンな雰囲気が好まれ、古くは袖垣、現代では家具や調度に使われる。破竹の変種だがやや小型で、寒さにより強い。一年目の棹は緑色で、二年目の秋から黒っぽく変化することに注意して管理する必要がある。
などなど100種類を超える。(antentosa.com)
それから笹と竹の種類の違いは、両者の見分けは難しいが成長に伴って棹の皮が剥がれ落ちるのが「タケ」で、落ちないのが「ササ」である。「~ザサ」という竹があったり、「~チク」という笹があったりで名前が混乱しており、実際の違いは分かりにくい。
今回は筍談義で終わってしまった。次回に続く。
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