日常細事2021pre


kiji

2021.8.26 諺集に見るわが人生(14)
 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「あ行」の「い」から始めて、回顧していくことにする。
 「いい後は悪い」いい事があった後は、とかく悪いことが起こりがちであるから、調子に乗ってはいけないということ。似た諺に「好事魔多し」ものごとがうまく行きそうなときには、とかく邪魔が入るものだ、ということ。「禍福(吉凶)は糾える縄の如し」(かふくはあざなえるなわのごとし)とは。幸福と不幸は、より合わ縄のように交互にやってくるということ等がある。まだ探せばあると思うが、これほどに似たような意味を持つ諺はそうはないだろう。それだけ人の運不運は、誰の人生の旅路の中では起こる事などだろう。
 今までずっと元気だった人が突然病気にかかり、軽傷で退院できた。今流行りの新型コロナウィルスなどはこの例にぴったり合う状況といえよう。人にはいろいろな人生があるが、質素で堅実な生き方をすれば、大きな幸福や不幸は病気を除き波が無い平凡な生き方ができるだろう。まあ私などはこんな生き方をしていると思う。
 次は「言いたいことは明日言え」言いたいことがあっても、十分に考えた上で言えということ。思ったことをすぐに口に出すと、失言したり相手を傷つけたりしがちだから、一晩冷静に考えて明日になってから言えとういう意から。と言うことだが、家族内の話なら兎も角、即刻即断が迫られるせっかちな世の中、悠長に明日までは待てない事情がある。 そこに色々な軋轢が生じ野党は足を引っ張る。これは政治の世界の話。
 次は「言うは易く行うは難し」説明は不要な諺。何事も口で言うほどやさしくはない。類義に「口では大阪の城も建つ」そこまで大風呂敷を敷くまでもなく、「歳はとっても針の穴に糸を通すぐらいのことは簡単だ」程度の法螺は吹ける。次回に続く。






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