日常細事2021pre


kiji

2021.9.28 諺集に見るわが人生(23)
 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「あ行」の「い」から始めて、回顧していくことにする。
 「一富士二鷹三茄子(さんなすび)」夢、特に初夢に見ると縁起がよいとされるものを並べたことば。ここまでは誰でも知tっている。これには続きがある「四扇五煙草六座頭」(しせんごたばころくざとう」とある。これらは最初から想定外だったことは次の諺由来の記述から読み取れる。補説に「江戸時代から言い伝えれていることわざで、徳川家康が領有した駿河の国(静岡県)の名前を並べたとする説。駿河の国で高いもの(富士山は高さが日本一、鷹は愛鷹山の通称、茄子は初茄子の値段)を並べたとする説。富士は「不死」に通じるので不老長寿を、鷹は「高・貴(たか)」と訓が共通するので出世栄達を、茄子は実がよくなるので子孫繁栄を意味するとした説である。地域版が全国版にまで広がったものと推察される。
 私は夢をよく見るのだが、余りよく覚えていない。富士山や鷹、茄子に及んではまるで記憶にない。怖い夢を見ると目が覚めるが。ところで初夢は元日に見るものと思いがちだが、「初夢とは、新年のある夜に見る夢。この夢の内容で、1年の吉凶を占う風習がある。 字義どおりに新年最初に見る夢とされることは少なく、現代では元日(1月1日)から1月2日の夜、または、1月2日から1月3日の夜に見る夢とされることが多い」とする、どちらが正しいのか分からない説もある。
 更にネットで調べると「日本の文献では平安末期の歌人による初夢の記述が確認され、この頃は、節分から立春にかけて見る夢を初夢と呼んだそうだ。室町時代には、縁起の良い"七福神を乗せた宝船の絵"を枕の下に敷いて寝ていたとか」で時期も夢の内容も違う。現在でも初詣で七福神周りをすることはよく知られており、私も違うコースを2度ほど回った経験がある。。
 次の諺は「一枚の紙にも裏表(または表裏有り」物事は表面と裏面の両方を見て判断する必要があるということのたとえ。
 私が購読しているビデオの刑事ものでは、よく表の顔はマット―な商売をしており、裏の顔は人身売買や麻薬売買のボスであることがテーマであるものが多く見られる。これなどは典型的な裏表の違いだが、犯罪が立証され「一網打尽」で幕を引くというお定まりの結末をみる。次回に続く。




この記事に関するご感想などを下記メールでお寄せください。comfree@papars.net
2013年の記事を閲覧するには日常細事のアイコンをクリックしてください。
©2013 papa's_pocket. All rights reserved.