2022.3.12 諺集に見るわが人生(66)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「あ行」の「お」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「大船に乗る(おおぶねにのる)」信頼できる基盤を得て、何の心配もいらない状態であること。難破する恐れのない大きな船に乗ったようだという意から。(類義語)「親船に乗る」(対義)「泥船から逃げる」」崩壊しそうな組織や、失敗が濃厚な状況などから離れることを表現する。長い人生いつも大船に乗っていられるわけではない。たまには泥船に乗って困難を経験するのもまた大切なことなのかもしれない。
「大風呂敷を広げる」現実に合わないような大げさなことを言ったり、計画したりすること。「大風呂敷」とは、大きな風呂敷のことで、風呂敷とは、物を包み、持ち運ぶための四角い布のこと。
私の知り合いに大風呂敷を広げ、言い各千金を狙い職を転々とし、いつも成功を見ることない可哀そうな男がいる。結構本人は本気で、仕事を始める前に借金をするので借財ばかり広がる。それでも本人は「借金も財産の内」とうそぶいている。
「大水に飲み水なし」物はたくさんあっても目的にかなうものは少ないというたとえ。また、人は大勢いても本当に役に立つ人は少ないというたとえとしても使う。洪水の水はたくさんあっても、飲み水としては使えないということから。「火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし」ともいう。私は時計のレプリカを集めるのが趣味だが、機械式腕時計を除きクオーツ時計は電池が無くなると動かなくなる。電池交換を時計屋に頼むと本体価格よりも高くつくので、自分で交換しようと専門の道具を取りそろえ(4種類ほど)、裏蓋を開けようと頑張っているが、どれ一つとして固くて開かない。ネット調べて、いとも簡単に開けているのを見て、真似してもやはり開かない。暇を見ては繰り返すがいまだ成功していない。このように道具多くして役立たずを評していう諺としてぴったりだ。 次回に続く。
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