日常細事2021pre


kiji

2022.3.9 諺集に見るわが人生(65)
 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「あ行」の「お」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
 「大きな家には大きな風」家が大きいとそれなりに吹きつける風の量も大きいというわけで、金持ちには金持ちの悩みがあるということのたとえ。
  また、仕事などの規模が大きければ、よきにつけあしきにつけ、なにごとも大がかりになるという意味でも使う。私はそういう立場に置かれたことがないので、実感がわかないが、世の中大きさによってそれなりの悩みがあるのだなということは理解できる。
 「多く少なし子三人」子どもは三人いると多からず少なからずで理想的だということ。これに似たことわざに、三人子持ちは笑うて暮らす。子供の数は、1人ではさみしいし、あまり多すぎてもたいへんなので、3人ぐらいが、 少なくもなく、多すぎもしないので、ちょうどよく、家の中も楽しく笑って暮らすことが できるということ。
 この諺は時代が古く、我が家などは「産めよ増やせよ」の時代、親父とおふくろは頑張って八人の子持ち。流石に多すぎて戦後は苦労の連続だった。今は少子化の時代。せいぜい子どもは一人か二人が一般的家族構成である。おまけに両親とは別所帯というように、戦前と戦後では大きく分かれる。先行き不透明で教育にも金がかかるのが少子化に拍車をかけている。
 「大遣いより小遣い」大きくまとまった一度の出費よりも、日常のこまごました出費のほうが、かえって大きい金額になりやすいというたとえ。
 [類句]出遣いより小遣い。我が家などはその典型で大きな買い物ができない。これは日常の倹約で苦労し、せせこましい生活をするより、健康第一の食生活に主眼をおいているからで、お蔭で大病もせずここまで生きてきている。私も手っ取り早く食を切り詰めてまで大きな買い物の蓄えにすることは、疑問視している。 次回に続く。




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