2022.10.31 諺集に見るわが人生(134)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「き」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「昨日は人の身今日は我が身」他人にふりかかった災難が、いつ自分にもふりかかるかわからないことをいう。 つまり、人の運命は予測しがたいことのたとえ。 このことわざは、不運や災難がひと事ではないのだ、という自戒を促している。「今日は人の身、明日は我が身 」とも今日と明日を逆にいうことがある。
人の生死はこの年になると「昨日は人の身、今日は我が身」である。
「気の利いた化け物は引っ込む時分」化け物 は歓迎されないが、それでも心得ている 化け物 だったら退け時を知っているものだということで、ある地位に居座って引退しそうにない人について言う悪口。
国の指導者や大企業の創業者などには、このような陰口をたたかれる者もいる。
「木の長きを求る者は必ず其の根本を固くす」大きな発展を願う者は、基礎をしっかり固めなければならないことのたとえで、木が大きく育つのを望む者は、その根本をしっかり固めるという意味から。
出典には、このあとに「流れの遠きを欲する者は必ず其の泉源を浚(さら)う(流れを遠くまで及ぼしたいと思う者は、必ずその水源の底を深くする)。国の安き(安泰)を思う者は、必ず其の徳義(人として実行すべき道義)を積む」とある。
基本を重視し、道義を積むということは、なかなか難しいことで、大きな発展を期待することは、それに比例して努力を重ねる必要がある。凡人には遠い世界の話である。
「機(時)は得難くして失い易し」好機会はなかなかめぐって来ないもので、たとえ来たにしても、油断しているうちに、すぐ去ってしまうものだ。また、時間というものは再びめぐって来ないから、どんな短い時間をも大切にしなければいけない。
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