日常細事2022pre


kiji


2022.11.25 諺集に見るわが人生(141)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「き」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「今日の情(なさ)けは明日の仇(あだ)」人の心は、その時その時の利害や感情によって変わりやすいものだということ。今日は好意的態度をとっている人も、明日は敵となるかもしれないという意から。
※浄瑠璃・国性爺後日合戦(1717)二「昨日の味方は今日の敵、けふの情はあすのあた、頼む方なくなりはつる」
裏切りは人の常。態度をはっきりしないとよく裏切られる。

「今日の後に今日はなし」今日という日が過ぎれば二度と同じ日は来ない。1日1日を大切にせよという意。だから今日できることは今日やっておけという戒めの言葉。
(同義語)今日あって明日なし
(類義語)歳月人を待たず/盛年重ねて来らず/今日の手後れは明日へついて回る/今日できることを明日まで延ばすな
私は足腰が悪い、そこで出かけない。すると足の筋肉が衰えますます状態が悪くなる。そこで散歩しようと決意するが、なかなか実行に移せない。覚悟が伴わないからだろう。

「京の夢大阪の夢」京の都の夢、繁盛する商都大阪(大坂)の夢。夢の話をする前に唱えたことばとされるが、必ずしも意味は明確でなく、文脈によってかなり幅がある。
(解説)江戸のいろはかるたの最後の句。
夢は不思議なものであることをいうのは、京都にいる人が大阪にいる夢を見たり、夢の中では京都のことが大阪のことに変わったりすることから。
夢では様々な願望が実現することをいうのは、夢の中では京都も大阪も見物できたりすることから。
人の願望は千差万別であることをいうのは、京都の人が見る夢と大阪の人が見る夢は違ったりすることから。
正夢(現実の出来事と一致する内容の夢)というのもたまにある。
反対に悪夢(睡眠時に見る嫌な夢。もしくは、悪い夢のこと)などは精神的に障害を起こすPTSDが問題になっている。戦争の悪夢が多い。かのランボーなどはその典型。 次回に続く。






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