2022.12.16 諺集に見るわが人生(147)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「き」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「麒麟児(きりんじ)」才能・技芸が特にすぐれ、将来性のある若者。
▷麒麟=聖人が世に出るときに現れるという中国古代の想像上の動物で、体は鹿、尾は牛、ひづめは馬に似ていて頭上に肉に包まれた一角がある。一説に雄(おす)を「麒」、雌(めす)を「麟」という。「麒麟児」は、その子という意味。
同じく、非常に優れた才知を持つ子供の事を指す言葉として「神童」という言葉があり、そちらを使われる事が多い。
キリンのイメージはキリンビールの製品のラベルでよく見るので、それが脳裏に焼き付き他の姿は想像できない。
小学生のころ学年で一番の子を「彼は神童だ」などと褒め上げたものだ。
「軌を一にする(きをいつにする)」考え方や、やり方が同じであるということ。同じわだちをたどって進むという意から。また、国家がよく統一されていることのたとえ。国内各地の車輪の幅を同じにするという意から。
鉄道などを見ると、わだちは三種類あり、標準軌(幅1,435mm)と狭軌(1,067mm)である。実例として小田急箱根登山鉄道の線路を見ると、小田原発には二種類の電車が相互に乗り入れており、線路は三本あり、小田急は狭い方で、箱根登山鉄道が広い方だ。これは各地で見らられる。もう一種類は路面電車や馬車鉄道由来の1,372mmといったものである。
なぜこのようになったのか更に調べると「日本が最初に導入したのがイギリス製で イギリスではこの1435mmを「標準軌」とし、それより狭い幅の線路を「狭軌」、広い幅を「広軌」とした。日本は最初の鉄道建設時に、狭軌である1067mmを採用した。
基本的に、線路の幅が広いほど、車体も幅の広いものを使うことができるので、輸送力は大きくなる。それゆえに、東海道本線の大きな輸送需要を救済するために建設された東海道新幹線は、1435mmの標準軌を採用した。
一方で狭軌は、より急なカーブを敷設できたり、用地買収が標準軌よりも容易になったりといったメリットがある」とある。 次回に続く。
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