2022.12.23 諺集に見るわが人生(149)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「き」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「欣喜雀躍( きんき-じゃくやく)」小躍りするほど大喜びをすること。▽「欣」「喜」はともに喜ぶ意。「雀躍」は雀すずめがぴょんぴょんと跳ね行くように喜ぶこと。
(由来)「春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)」から。本書は、古代中国の年代記である「春秋」の注釈書で、春秋時代の歴史を語るうえでは欠かせない文献。「雀躍」は中国戦国時代の思想家・荘周が書いたとされる「荘子(そうじ)」が由来。
(例文)彼は溢れるような喜びを抑えきれず、欣喜雀躍のごとく飛び上がっている(domani.shogakukan.co.jp)。
私には、ちょっと漢字が難しく、使う気にはなれない。
「金城湯池(きんじょうとうち)」非常に守りの堅いたとえ。また、他から付け入り攻め込みにくい堅固な備えのたとえ。▽「金城」は金で築いた堅固な城。「湯池」は熱湯をたぎらせた堀のこと。
出典には「必ず将(まさ)に城を嬰(めぐ)らして固く守らんとす。皆金城湯池と為(な)り攻む可(べ)からざるなり(攻めることができない)」とある。それで諦めては007
(例文)彼女を口説こうとしたが「金城湯池」の鉄壁な守りで、敢え無く諦めた。
それで諦めては007が笑うね。
「琴線に触れる(きんせんにふれる)」ある物事が人の心を揺り動かし、強く感動したり、深く共鳴したりすること を表す言い回し。 「琴線」とは、和楽器の琴に張られた糸(弦:げん)のこと。これは中国・周の時代に生まれた故事が語源だとされている。中国の漢文『列子』には「琴の音色を聴いている耳は、まるで私の心の中のようである」という文章が示されている。現在でも、中国では心の奥や心情を「琴の糸」になぞらえて、目に見えることのない感動や共鳴を表す。
このことわざは結構いろいろな状況で使うことができるフレーズだ。「か行」の「き」終了。 次回に続く。
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