日常細事2022pre


kiji


2022.9.13 諺集に見るわが人生(120)
 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「か」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
 「旱魃に飢饉なし(かんばつにききんなし)」日照りの続く年は飢饉が心配されるが、雨の続く年に比べれば意外に収穫が多いものだということ。
 旱魃/干魃(かんばつ)とは、雨が降らないなどの原因である地域に起こる長期間の水不足の状態である。旱は「ひでり」、魃は「ひでりの神」の意味である。 旱魃の被害を総じて干害(かんがい)と呼ぶ。
 今年は記録的な猛暑日が続いたり、第風などの影響で大雨の被害も各地で起きている。おまけにこのコロナ災害である。こういう三隣亡のような年は何と呼べばいいのだろうか。差し詰め『令和の大災厄』とでも呼ぼうか。
 「間、髪を容れず(間髪を入れず)」[かん はつをいれず]と読む。「かんぱつをいれず」とは読まない。
 多くの人が[間髪]の部分を[かんぱつ]と読んでしまうすが、正しくは「かん はつ」と読む。正しくは「かん、はつをいれず」と区切って読む。
 その意味は、[間髪を入れず]とは[すぐに・即座に・とつさに]などの意味を持つ慣用句で、例えば、相手の質問に対してすぐに答えるような際は「間髪を入れず答えた」などと言う。また、漫才のボケに対して即座にツッコミを入れるようなことも「間髪を入れず」と言う。つまり、[間髪を入れず]とは間に少しの時間も置かず、ただちに物事を進める様子を表した表現をいう。
 「かんぱつをいれず」とは読まないかもしれにが、くちではよくそう発音する。この説明に逆らってどっちでもいいのではないか。
 「看板に偽りあり」外見と実質が一致していないことのたとえ。
看板や見本として掲げられている物と違う物を売っていることから、外見と中身が一致していないことをいう。また、普段発する言葉と実際の行動が一致していないこと。「対義」として「看板に偽りなし」パソコンで「かんばんに」と入力すると「間、髪を容れず」両方が併記される。テレビなどの宣伝を看板と考えると、大体看板に偽りなしと信じ購入すると、あまり効果の上がらないものも多い。矢張り「看板に偽りあり」に軍配が上がる。どこかの宗教で「霊感商法」と話題になっているが、これなどは傍から見ればインチキだが、本人は納得している。これはどう判断したものか。 次回に続く。


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