日常細事2022pre


kiji


2023.7.2 諺集に見るわが人生(197)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「こ」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「豪放磊落(ごうほうらいらく)」気前がよく太っ腹で、小事にこだわらず豪快を意味する四字熟語。 人の性格や態度に対する褒め言葉として使う。
「豪放」は気が大きく小さいことを気にしないの意。「磊」は大きな石が高く積み重なっている様子。「落」も本来の、おちるの意の他に「磊」と同じ意味をもつ。
大酒飲みの人にこういうタイプを見ることがある。

「高木に縁りて四方を望む(こうぼくによりてしほうをのぞむ)」実力もないのに高い地位に就いたり、働きもしないで大金を手にしたりすることは、身を誤るもとになるたとえで、高い木に登って四方を見渡すことは楽しいが、いったん大風が吹けばきわめて危険であることから。
(出典) 「推南子」 人間訓「功無くして大利ある者は、後に将に害を為らんとす(功績もないのに大利ある者は、あとで害を受けることになるだろう)譬(たと)えば猶(なお)高木に縁りて四方を望むがごとし。愉楽(ゆらく)なりと雖(いえど)も(愉快ではあっても)、然(しか)れども疾風至らば、未だ嘗(かつ)て恐れずんばあらず(恐れないわけにはいかない)」とある。
宝くじで大金を手にしてから人生を誤った人が多くいると聞き及ぶ。

「紺屋の明後日(こうやのあさって)」当てにならない約束のたとえ。 紺屋(染物屋)の仕事は天候に大きく左右されることから、客が期日を聞いても、紺屋はいつも「明後日」と言うことからきている。
(類義語)問屋の只今/医者の只今/呉服屋の後ほど/鍛冶屋の晩げ/鍛冶屋の明晩/髪結いのそこへ行こ/坊さんのおっつけ/
「いつまでに金を返す」などと当てもない約束を繰り消し。まったく信用を失った人を結構見ている。 次回に続く。
  









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