日常細事2022pre


kiji


2023.8.2 諺集に見るわが人生(205)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「こ」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「心は二つ身は一つ」あれもしたいこれもしたいと思うけれども、体は一つで思うに任せないことをいう。 同時に二つのことができずに嘆くときに用いる言葉。

「心はふたつ、身は一つ」あれもしたいこれもしたいと思うけれども、体は一つで思うに任せないことをいう。同時に二つのことができずに嘆くときに用いる言葉。
(原典)説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一三「さてひとつのそのみは、きみのちゃうどのに、もどしたや、さてひとつのそのみはの、このがきあみがくるまもひいて、とらせたや、こころはふたつ、みはひとつ」

「心は千々に乱れ、身は一つ」など心の悩みは限りない。
「心を鬼にする」「気の毒に思いながら厳しい態度をとること」や「かわいそうに思いながらその人のために厳しい態度をとること」などの意味を持つ表現。一般的に他人に対して使われる言葉で、自分以外の第三者のためを思って厳しい態度やきつい言動を取ることを「心を鬼にする」と表現。「鬼」とは、「この世のものではない化け物のこと」を表している言葉だが、この場合「冷酷な人間のたとえ」として使う。
(使用例)『心を鬼にしてわが子を叱る』

「虎視眈々(こしたんたん)」強い者が機会をねらって形勢をうかがっているさま。とらが獲物をねらって、鋭い目でじっと見下ろす意から。▽「虎視」はとらが獲物をねらい見ること。「眈眈」はとらが見下ろすさま。ねらい見るさま。
(出典)五経の一『易経』の「虎視眈眈、其ノ欲遂遂タレバ咎无シ」。
「虎視」は虎が獲物を狙い見ること。「眈々(眈眈)」は鋭い目つきで獲物を狙うさまを意味する。
(使用例)彼は競争相手を落とし入れようと虎視眈々としている。 次回に続く。









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