2023.8.29 諺集に見るわが人生(211)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「こ」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「事なきを得る」事なきを得る」とは、大事にならないで済むことのこと。ギリギリのところで失敗やトラブルを回避することを表す。例えば、スポーツの試合で最後の瞬間に逆転を防ぐプレーをすると、事なきを得たと言える。このように大事に至ることなくほっとするようなときに「事なきを得る」という言葉は使われる。
「言葉は心の使い」心に思っていることは,自然に言葉に表れてしまうものであるということ。
(類義)・口は心の門・思うことは口に出る・言葉は身の文(あや)
口にチャックをするのは難しい。
「事は密を以って成り、語は拙を以って敗る」事業の計画は秘密のうちにことを運んでこそ成就するものであり、打ち合わせの相談事は外部に漏れることによって失敗するものである、という意味。 『韓非子』説難(ゼイナン)篇にでている言葉で、権力者に進言するときの説き方の難しさを述べているところ。
(原文)「夫事以密成、語以泄敗」。
AI社会においては益々情報の漏洩が多くなり、戦略的に使われるようになっている。
「子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ」子どものいたずらなどは誰しも身に覚えがあるので叱るべきではないし、自分もいずれ年をとるので老人をばかにしてはいけないということ。自分もいたずら盛りの子供の時期を過ごしてきたし、これから年を取っていずれ老人になるのだから、ということから。
老人になってはじめて実感することわざだ。
「子供の喧嘩に親が出る」子供の喧嘩に親が出るとは、つまらぬことに口出しをする大人げない行為のこと。
(由来)子供同士の他愛ない喧嘩にそれぞれの親が干渉し、親同士が憎んだり恨んだりすることから。
世の中結構こういうケースは多いのではないか。親バカにもほどがある。 次回に続く
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