日常細事2022pre


kiji


2023.9.17 諺集に見るわが人生(216)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「こ」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「子ほど喜ばせにくいものはなく、親ほど喜ばせやすいものはない」子供は親の愛情を当然のことと思っているので、ありがたく感じないことが多いが、親は子供から喜ばせて貰うことを期待していないので、子供がちょっとでも親への愛情を示すと大喜びすること。
親心は分かるが、子どもの心は分からないものだ。

「独楽の舞い倒れ(こまのまいだおれ)」自分ひとりで張り切ってやったあげく、結局は力が尽きて無駄なことに終わってしまうたとえ。くるくると回っていた独楽が、最後はごろんと倒れてしまうことから。
(例文)試行錯誤してみたのだが、結果は独楽の舞い倒れだった。

「ごまめの歯ぎしり」実力のない者が、いたずらに苛立ったり悔しがったりすること。 また、そのように悔しがってみても、ほとんど影響を及ぼさないことのたとえ。
(注釈・由来)ごまめ(鱓)が歯ぎしり(歯軋り)をして悔しがったところで、何も影響を及ぼさないことから。 「ごまめ」は小さなカタクチイワシを素干しにしたもので、イワシは漢字で「鰯」と書くように弱い魚で、それが干されているのであるから、実力がない者が何もできないさまを「ごまめ」にたとえられている。 また、「ごまめ」は目を見開いて歯を食いしばっているように見えることから、「歯ぎしり」とたとえたのであろう。
ことわざとしては覚えていたが、ごまめについてはカタクチイワシの素干しにしたものだということは知らなかった。きっと子どもの頃には食べたことがあるのかも知れない。

「胡麻(ごま)をする」自分の利益を図るために、人に取り入り、おべっかを使うこと。胡麻をするとき、つぶれた胡麻が擂り鉢の内側にくっついて離れなくなるように、人にべったりくっつくことから。
(例文)彼は胡麻をするのが上手だから、異例のスピードで出世をしたのだ。
こういう実例は結構あっちこっちで見かけるものだ。 次回に続く。









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