2023.4.14 諺集に見るわが人生(175)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「け」えんじょうしから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「怪我の功名(けがのこうみょう)」失敗や過失、あるいは何気なくしたことなどが、偶然によい結果をもたらすことのたとえ。
怪我の功名の「功名」の語源は「高名」であり、手柄を立てるという意味の言葉である。高名がいつしか功名に変わったようだ。また怪我は、もともとは誤るや汚れる、偶然の負傷という意味を持つ「穢れる」の当て字とされている。
(例文)今回の実験の成功は、その前の大きな失敗があってこその結果です。まさに【怪我の功名】ですね(Domani.shogakukan.co.jp)。
この例文は「失敗は成功の基」と同じで、偶然性はないようだ。「偶々うまくいった」ということはある。これなどは「怪我の功名」なのかも知れない。
「逆鱗に触れる(げきりんにふれる)」竜が持つと言われる逆鱗に触れ、竜を激しく怒らすこと。転じて、目上の人を激怒させることなどについて言う。
(由来)「韓非子(かんぴし)」税難(ぜいなん)より。
「その喉下に逆鱗径尺なる有り、若し人これにふるる者あらば、則ち必ず人を殺さん。人主も亦た逆鱗有り、説く者は能く人主の逆鱗にふるること無くんば、則ち幾からん(竜ののどの下に直径1尺ほどの逆さに生えたうろこがあり、もし人がこれに触れたら必ず殺されてしまう。同様に君主にも逆鱗というものがあるので、君主に意見を述べるときには、その逆鱗に触れないように気を付けることが大切だ)
と説いたことから由来している。
(例文)口答えをしてしまったことが、親父のの逆鱗に触れてしまい、殴られるのを恐れ何回も家を飛び出した思い出がある。怖いものは「 地震雷火事親父」である。
「下戸の肴荒らし(げこのさかなあらし)」酒の飲めない人が、酒の肴を手当たりしだいに食い荒らすこと。
私は下戸なので酒席(めったに出ないが)出れば、することがないので、片っ端から料理を食べまくる口だ。 次回に続く。
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