日常細事2022pre


kiji


2023.5.14 諺集に見るわが人生(183)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「け」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「捲土重来(けんどちょうらい)」一度敗れたものが、再び勢いを盛り返すという意味。 自分や誰かが、何かに負けたり失敗したりした後、再び勢いを取り戻して、盛り返す様子を表している。 「捲土」とは、砂ぼこりが舞い上がる様子のことで、「重来」とは再び起るという意味。 これは「砂ぼこりが舞い上がった後、一度収まっても、また舞い上がる」という様子を指している。 つまり、人も砂ぼこりと同じで、 敗れて落ちこむことがあっても、またきっと盛り返すときが来る 、というということを表している。
人は人生の中で、このことわざのように、何度負けても盛り返す。そういう力を秘めている。負け犬にならなないことだ。

「堅忍不抜(けんにんふばつ)」どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して堪え忍ぶこと。▽「堅忍」は意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。我慢強いこと。「不抜」は固くて抜けない意。意志が強く、何があっても心を動かさないこと。
出典蘇軾そしょく「鼂錯論ちょうそろん」蘇軾は政治家だけでなく、詩人・画家・書家としても活躍した人物。その文中にある言葉「古之立大事者、不惟有超世之才、亦必有堅忍不抜之志」からきている。その訳は「古の大事を立つる者、唯だ超世の才有るのみならず、亦た必ず堅忍不抜の志有り」と読む。その意味は「昔の偉人は才能が有っただけでなく、我慢強く耐え忍んで何事にも動じない心を持っていた」となる。
現代の政治家や評論家は一芸に秀でているのだろうが、おしなべて字が下手糞である。習字を学ぶ時間が無くなったせいだろう。色紙に討論後の結論を書く字を見ると、内容が薄っぺらに見えてしまう。 次回に続く。







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