日常細事2022pre


kiji


2023.5.21 諺集に見るわが人生(185)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「か行」の「け」から始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「肩摩轂撃(けんまこくげき)」人や車馬の往来が激しく、混雑しているさま。 都会の雑踏の形容。 人の肩と肩が触れ合い、車のこしきとこしきがぶつかり合うほど混雑している意から。「肩摩」は肩と肩がこすれること。「轂撃」は車のこしき同士がぶつかること。
(出典)『戦国策』「斉策」
今日5月20日は横浜スタジアムは増築以来最大の観客数を記録した。最後まで息詰まる熱戦で、観客は席を去る者は無く、立ち見も出る超満員だった。帰りは大変で人々は【肩摩轂撃】 の有様であった。

「黔驢の技(けんろのわざ)自身の力量を自覚せずに、人に見せて力量の拙さから恥をかくこと。
または、見た目がよいだけで中身のない技量のこと。
「黔」は中国の黔州という地名。
「驢」は動物のろばのこと。
(出典)柳宗元・三戒・黔之驢 黔州(けんしゅう)にはもともと驢馬はいなかった。 物好きな者がいて、船に乗せて連れてきた。 しかし役に立たないので、山の麓に放した。
これを見た虎は、その体の大きいことに驚いて、 林の間にかくれその様子をうかがった。 しばらくして、近づいてみたが、おとなしくしていて、どんなやつかわからない。 ある日、驢馬が一声鳴いた。 驚いた虎は遠くまで逃げた。 喰われるかもしれないと恐れたのである。 しかし、近くによって見ると、これといって才能もなさそうだとわかった。 鳴き声にもなれてきた。そこで、また近づいて周りをうろうろと回った。 さらに近づいてわざと驢馬の体にぶつかってみた。 驢馬は怒って足で虎を蹴りあげた。これを見ると虎は喜んで言った。「お前の技はこの程度か」そして、跳びかかってのど元を喰ちぎり、肉を喰尽くすと去っていった。
職人は一生修練の場で生きる。若い頃はこのことわざにあるような恥をかいて、それをバネに一段ずつ上を目指すのだろう。 次回に続く。








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