日常細事2022pre


kiji


2024.1.30 諺集に見るわが人生(248)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「色即是空、空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)」色は空にほかなからず、空は色にほかならない。現実世界はそのまま空であり、しかし、空がそのまま現実世界として現れているのだということ。
 ▷色=因縁によって生じた事物・現象。空=実態がなく空無であること。
 (出典)仏教用語。『般若心経(はんにゃしんぎょう)』のなかのことばとして有名。物質的なもの(色(しき))はそのまま実体性をもたず(空(くう))であり、しかも空でありながらいろいろの原因条件によって現象しつつある、という般若経典の基本である空の思想を表現したもの。前半は、あらゆるものを空とみることによって人間の煩悩(ぼんのう)や妄想(もうそう)を取り除くことをねらい、否定的であり、後半は、執着のない目でみたとき、あらゆるものがそれぞれの働きをもって生き生きと現象し存在していることを肯定的に表している。
 禅においては「不立文字」といって禅においては「不立文字」といって中心経典を立てず、唯一「般若心経」を使っている(他の宗教でも多く使われている)この文言は2段目に書かれている。

 「四苦八苦(しくはっく)」色は空にほかなからず、空は色にほかならない。現実世界はそのまま空であり、しかし、空がそのまま現実世界として現れているのだということ。
 ▷色=因縁によって生じた事物・現象。空=実態がなく空無であること。
 (出典)仏教用語。『般若心経(はんにゃしんぎょう)』のなかのことばとして有名。般若経典の基本である空の思想を表現したもの。お釈迦様(ブッダ)は苦しみを以下の8つに分けて表している。
生苦(生まれる苦しみ)・老苦(老いる苦しみ)・病苦(病の苦しみ)・死苦(死ぬ苦しみ)・愛別離苦(あいべつりく:愛するものととの別れによる苦しみ)・怨憎会苦(おんぞうえく:恨み憎しみを感じる人と会わなければならない苦しみ)・求不得苦(ぐふとっく:求めても得られない苦しみ)・五蘊盛苦(ごうんじょうく:煩悩が盛んが故に苦しむ)
 上記4つ(生老病死)を四苦といい、他の4つと合わせて四苦八苦という。
 (使用例)とても辛いときや激しい苦しみをうけているとき、「四苦八苦した」「四苦八苦する道のりだ」などと使う。
 (例文)この世は色即是空、空即是色だ。地位にしがみっく必要などないよ。
 禅においては「不立文字」といって中心経典を立てず、唯一「般若心経」を使っている(他の宗教でも多く使われている)この文言は2段目に書かれている。 次回に続く。






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