日常細事2022pre


kiji


2024.2.14 諺集に見るわが人生(251)
 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「事実は小説より奇なり」現実に起こる出来事は、作られた物語の中で起こることよりも不思議で面白いものだということ。
 (由来)イギリスの詩人バイロンの 『ドン・ジュアン』にある「Fact is st「ange「than fiction.Jに由来する。
 (例文)事実は小説よりも奇なりで、嘘のような本当の話だ。
 人の人生においては時たまあることで、新聞などで紹介されることがある、

「死して後止む(ししてのちやむ)」この句は、日本の俳句や詩の中で見られる短い言葉。直訳すると「死んでからやっと止む」となるが、より深い意味を持っている。この句は、死者が苦しみから解放され、平穏になる瞬間を表している。死は終わりではなく、新たな始まりでもあるという考え方が込められている。
 このような短い詩句は、日本文化や美学の一部として、感情や哲学を表現する手段として重要だ。
 [由来] 「論語―泰伯」に出て来る、孔子の弟子、曾(そう)子しの言葉から。「仁(思いやりのこころ)に基づく政治を行うのは、とても重大な仕事だし、『死して後已む(死んだ後になってようやく終わりとなる)』という遠大な仕事でもある」とある。
 職人などの職業は引退などしない限り、仕事は一生続けられる。

「獅子の子落とし」我が子に苦しい思いをさせることで力量や能力を試し、乗り越えた者だけを育てるということをたとえたもの。りっぱな人物に育てあげるためには、あえて苦難の道を歩ませることも必要だという意味でも用いられます。
 そのため、「獅子の子落とし」は一般的に、子育てのたとえとして用いられる慣用句。
 (由来)『太平記•十六』に 「獅子は子を産んで三日を経る時、万じんの石壁より母これを投ぐるに、その獅子の機分あれば、教へざる中より身を翻して、死する事を得ずといへり」とある。
 (例文)獅子の子落としというけれど、子供が苦労している姿を見ているのは、とてもつらいものだ。 次回に続く。






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