日常細事2022pre


kiji


2024.2.18 諺集に見るわが人生(252)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「獅子奮迅(ししふんじん)」獅子が、獲物をねらって、すさまじい勢いで奮(ふる)い立つときのように、激しく活動すること。事に対処する意気込みが果敢なさま。また、猛烈な活動や華々しい活躍のたとえ。▽「獅子」はライオン。「奮迅」は激しく奮い立つさま。
(出典)『大般若経だいはんにゃきょう』中国唐時代に誕生した仏教経典「大般若波羅蜜多経」(全600巻)で、その第52巻に「如獅子王自在奮迅」と記されている。そこから現在は仏教用語としてはもちろん、獅子舞や舞楽の曲名や演技として日本では定着している。
(例文)売れっ子芸能人は寝る間もないほど働き詰めで、獅子奮迅と表現できる程だ。
戦国の世では、豪傑、英雄と称される武士は、戦場で獅子奮迅の働きをするからだ。

「四十にして惑わず」 「論語」為政第二04から
私(孔子)は15歳で国に仕えるためのより専門的な学問を志した。30歳で専門の学問を確立した。40歳でものの道理が分かって迷わなくなった。50歳にして天が自分に使命(生きる意味)を与え、何をするべきか理解するようになった。60歳で人の言葉を素直に聞きすらすらと理解できるようになり、70歳に至っては、心の思うがままに行動しても、決して道理を外すことがなくなった。
(原文)「子曰、吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩。」
子曰わく、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従へども矩を踰えず。「論語」為政第二04
(解説)有名な「不惑」の章句だが、それぞれ「志学」「而立」「不惑」「知天命」「耳順」「従心」の歳という。
私などは人生死の覚悟ができた八十にして「不惑」に至ったようだから、孔子の倍の年数がかかっており、論語では八十以上の記述はない。当時は人生はそれほど長いものでは無かったのだろう。 次回に続く。






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