日常細事2022pre


kiji


2024.2.27 諺集に見るわが人生(254)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「時節の梅花春風を待たず」自然の流れは、人間の力ではどうすることも出来ないことで、梅の花は、温かい春の風が吹くのを待ったりしないで、開花の時期が来れば自然に咲くことから。
 物事にはそれぞれのタイミングがあって、それは自然に任せるしかないという言葉である。例えば、人間が何かを急いでいる時でも、自然の流れには逆らえないから、じっと待つしかないこともある。
 桜がずっと咲いていれば素敵だと思うが、時節の梅花春風を待たずで人の力でどうこうできない。だからこそ美しい。
 四季を色に例えるなら、春は緑。夏は赤。秋は黄。冬は灰だと思う。その色は自然に移ろっていく。そこに趣がある。

 「舌先三寸」口先だけの誠実さにかける物言いで相手を言いくるめることを意味する四字熟語。 主に、相手を騙したり嘘をついたりする人に使うため、マイナスなイメージで使われている。    (由来)舌先三寸」の「三寸」とは1寸の3倍つまり、9cmのことを意味しています。 そしてこの三寸を小さいことに例えて、三寸ほどの小さい舌から繰り出される、口先だけの言葉という意味で使われるようになった。 ただし、人間の舌の長さは平均7cmなので、厳密に言えば9cmは小さいサイズではない。
 しかし、「一寸法師」や「一寸の虫にも五分の魂」などのように「寸」は昔から小さなもののたとえとして用いられてきたことから、いつの間にか「三寸」も小さなものとして捉えられるようになってしまったと言われている。
 (例文)営業の舌先三寸の言葉に惑わされて、うっかり高い値段で買わされそうになった。
 (補説)本来の言い方とされる「舌先三寸」を使う人が23.3パーセント、本来の言い方ではない「口先三寸」を使う人が56.7パーセントという逆転した結果が出ている。 次回に続く。





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