日常細事2022pre


kiji


2024.3.10 諺集に見るわが人生(256)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
 「下にも置かない」客などを非常に丁寧にもてなす様子。 下座につかせないとの意から。
(例文)主催者側の下にも置かない対応ぶりに、出席者一同はいたく感激し、恐縮した。
時代劇などを見ると、殿様は一段高い上座に座り、家来たちは対面で下座に座る。
 「舌の根も乾かぬうち」短い時間で何かが起こることを意味する。この表現は、何かが急速に進展する状況や、出来事が次々と起こる瞬間を表す際に使われる。
前言をすぐに翻(ひるがえ)す人を非難するような意味を持つ慣用句。
人と議論する場合など、しばしばこのような「前言をすぐに翻す人」は多くいるものだ。
 「舌を巻く」短い時間で何かが起こることを意味する。この表現は、何かが急速に進展する状況や、出来事が次々と起こる瞬間を表す際に使われる。
(語源)『漢書揚雄伝』に「礼官博士巻其舌而不談」という記述があり、この 「舌巻」が語源とされている。
(例文)彼女の文章のうまさには舌を巻いてしまった。
(類義)「目を見張る」:驚いたり感心したりすること
   「脱帽する」:感服すること
   「言葉を呑む」:感動や驚きで何も言えなくなること
プロの選手には、傍から見ていて「舌を巻く」プレーを見せてくれる。
 「地団駄を踏む(じだんだをふむ)」「悔しくて地面を踏みつけること」を意味する。悔しさのあまり腹を立て、そのうっぷんを晴らすために何度も足を踏み鳴らす姿を現す。また、「地団太を踏む」とも書く。
(由来)「地団駄」は「地踏鞴(ふいご)」(足で踏んで風を送る大きな鞴)が変化したもの。
(例文)地団駄を踏んで悔しがったが、今となってはどうしようもできないことだった。 次回に続く。





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