日常細事2022pre


kiji


2024.3.18 諺集に見るわが人生(258)

今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「日月逝けり、歳我と与もならず(じつげつゆけりとしわれとともならず)」時が経つのはとても速くて、月日は決して人を待ってはくれないという意味.
(読み)「逝けり」は、「逝く」「逝きぬ」「逝いて」などとも読む。「与ならず」は、「与にせず」とも読む。
(出典)孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。日月(じつげつ)逝(ゆ)けり、歳(とし)我(われ)と与(と)もならず。「孔子曰わく、諾、吾将に仕かえんとす」
(類義)歳月人を待たず・光陰人を待たず・光陰矢の如し・光陰に関守なし・歳月流るる如し・今日の後に今日なし
歳をとるのに従い実感としてよく分かってくる。

「疾行には善跡無し(しっこうにはぜんせきなし)」急いでやったことには、よい結果が得られないことをいう。急いで行くときれいな跡が残らないこと。「疾行」急いで行くこと。「善迹」きれいな跡。
(類義語)・急せいては事を仕損じる・快行には好歩なし・急行に善歩無し
(出典)「枚皐(ばいこう:漢の文人)は文章を作るのが早く長卿(前漢の詩人司馬相如)は遅くてなかなかできなかったが、ともに文名をうたわれた。けれども長卿の作った文は、一貫して美しくおだやかであり、枚皐の文は重複した字句が多かった。そこで、急いで歩くと足跡は乱れてよい跡が残らないことが分かる」とある。

「質実剛健(しつじつごうけん)」飾り気がなく、力強くしっかりしていること。まじめで素朴であり、充実感があふれていて、たくましいこと。
▽「質」は質朴、「実」は誠実の意で、「質実」は飾り気がなく、まじめなこと。「剛健」は心やからだが強く、たくましいこと。「剛健質実ごうけんしつじつ」ともいう。
小学校の頃からこのような教育を受けた。 次回に続く。




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