日常細事2022pre


kiji


2024.4.2 諺集に見るわが人生(261)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「慈なるが故に能く勇なり(じなるがゆえによくゆうなり)」慈(いつくしみ)の心があるからこそ大きな勇気が生まれてくるの。やさしい慈愛の心から生まれた勇気こそ真の勇気であるということ。
(出典)次いで「慈なるが故に能く勇なり。倹なるが故に能く広なり。敢えて天下の先と為らず、故に能く器(き)の長(ちょう)を成す(倹約するからいくらでも施しができ、あえて天下の人の先に立たないから、あらゆる官の長となれるのである」とある。
(例文)人を慈しむ心から生じる勇気は、慈なるが故に能く勇なりで真の勇気だ。
人を思う心を持ち続ければ、いつかそれが本当の勇気につながるということを忘れてはならない。

 「詩に別才あり」詩は、天賦の才能によって作られるものであって、学問の深さや教養の高さによるものではないということ「詩は別才」ともいう。
詩作りには特別な感性が求められ、単に勉強ができるというわけではないという意味がある。そこでチャレンジする。
「外に出て新鮮な空気を吸おう
空は高く澄み切っている
おだやかに流れる風には甘い香りがついている
鼻から大きく吸うと腹一杯元気の素になる
歩き始めたが体のあちこちが痛い
家に籠っていたツケが表に出る
ここでへばれば明日は来ない
さあ力の限りあるくとしよう」
これって詩になっているだろうか。

「死ぬほど楽はない」生きることはつらいことが多いので死んだ方が楽だということ。
(補説)「世の中に死ぬほど楽はなきものをどこの阿呆が生きて働く」という狂歌もある。
(例文)悲劇と苦痛に満ちたこの世に辟易する。死ぬほど楽はない。
カザやウクライナでは毎日爆弾の雨が降る。死ぬほど楽なことはないのに、皆家族のため故郷のために必死で戦い生き延びようと努めている。 次回に続く。





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