日常細事2022pre


kiji


2024.4.24 諺集に見るわが人生(266)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「弱冠」数え年における"20歳の男子"を指す言葉。数え年は、生まれた時を1歳と数え、その後新年が訪れるたびに1歳を加えていく。
 現在「弱冠」は、20歳の男子に限定するのではなく、「年齢が若いこと」の意味合いに転じて使われている言葉となっている。20歳以外や、女性に対して使われている例も見受けられている。
(由来)かつての中国で20歳の男子を「弱」と呼んだことに由来しています。男子は20歳になると、元服して「冠」(かんむり)をかぶるようになったことから、20歳の男子を、「弱冠」と呼ぶようになりました。
(使用上の注意)「若干」は、「弱冠」と同じ「じゃっかん」の読み方を持つ言葉。そのため、「弱冠」と「若干」を混同して使われることもあります。しかしそれぞれの言葉は異なる意味を持つため、使い分けが必要になる。
(例文)彼は、弱冠20歳にして会社を立ち上げ、25歳には一部上場するまでに会社を成長させたやり手だ。
私は「若干」の方を多く使う。例えば、若干の狂いとか。

「斜に構える」
1. 剣道で刀を斜めに構える
2. 改まった態度を取る。身構える
3. 皮肉で不真面目な態度で臨む
となる。
「斜」は「傾いている・ななめ」、「構える」は「事に備えて、ある姿勢・態度をとる」を表す。
1つ目の意味が語源で、もともとは2つ目の意味だった。
3は誤用として使われ始め、今は定着しつつある。
また、「世間や物事を斜めの視点で見る」という意味も含まれる。
 このように、「斜に構える」は人の態度を表す言葉である。
(由来)剣道には、上段・中段・下段という構えがある。
"中段"という構えは相手に向かって刀を斜めに延ばした状態であることから、その構えを「斜に構える」と呼ぶようになった。
(使用法)「斜に構える」は物事に正対せず、皮肉やからかいなどの態度で臨むことを表す時に使う。 次回に続く。





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