日常細事2022pre


kiji


2024.4.7 諺集に見るわが人生(262)
 
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

「死ねば死に損、生きれば生き得」死んでしまえばそれで全てが終わりで損をしてしまうが、生きていれば良いことがある可能性もあって、それだけで得をするという意味。
(補説)日がすごくつまらなくて悲しい日だったとしても、明日はもっと楽しいことが起きるかもしれないものだ。でも、もし生きてなかったら、その楽しい明日を迎えることはできない。だから、生きてるだけで、何かいいことがあるかもしれないチャンスがある。
(例文)死んで花実が咲くものか。死ねば死に損、生くれば生き得だから歯を食いしばって生きろ。
今年には86歳になる。もう少し頑張ってみるか。

「鎬を削る(しのぎをけずる)」「鎬を削る(しのぎをけずる)」互いの刀の鎬を削り合うようなはげしい斬り合いをする。転じて、はげしく争う意。「しのぎを削る」は「能力が近い同レベル同士の争い」に限定される。能力に差があり、すぐに勝負が決まってしまう場合は「しのぎを削る」には相応しくない。
(補説)鎬とは、日本刀の側面(刃と峰の間)の山形に高くなっている筋のことを指す。
(例文)この地区は複数の飲食店が生き残りをかけてしのぎを削っている。 各政党がしのぎを削り、有権者にアピールをしている。 優勝杯をめぐってしのぎを削る戦いが繰り広げられた。 実力伯仲のチームがしのぎを削る。

「痺れを切らす(しびれをきらす)」あまりに長く待たされて、我慢できなくなる。待ちきれなくなる。
(由来)慣用句で、長時間座っていた時の状態に由来している。長時間正座していると、足がしびれて感覚がなくなってくる。そのために我慢する気持ちが切れてしまい、動こうとすることを表している。
(例文)相手から折り返し返事があるとのことでしたが、いつまで経っても返事が来ないので、痺れを切らしてこちらから催促の電話をした。
今は正座はできないが、そういう状況に陥ることはある。 次回に続く。





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