日常細事2022pre


kiji


2024.5.27 諺集に見るわが人生(274)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「雌雄を決す(しゅうをけっする)」決着をつけることを意味し、物事に対して「戦うことで勝ち負けを決めること」、そして「結果として優劣を見極めること」を指す。
「雌雄を決する」は「雌(メス)」が先で「雄(オス)」が後となる。
「雌雄」には3つの意味があり、1つ目は言葉通り「メスとオス」、2つ目は「弱者と強者」3つ目は「勝敗・勝ち負け」となる。
「雌雄を決する」の場合は、3つ目の「勝敗・勝ち負け」の意味をとって使われている。
「雌雄」が男女のたとえだとしても、直接的に女性を非難するような差別用語として認識するのは適切ではない。
(語源)中国の歴史書「史記・項羽本紀」中に「できることならば、ライバルである漢王との戦いの場で、ぜひとも勝ち負けの優劣をつけたいものである」と述べている一説がある。この時に使われた表現が「雌雄を決する」である。
(例文)週末のミーティングでと雌雄を決することになった(激しい言い争いが予想される)
野球やレスリング・柔道などのスポーツではこのことわざはよく使われる。

「首鼠両端'(しゅそりょうたん)」ぐずぐずして、どちらか一方に決めかねているたとえ。また、形勢をうかがい、心を決めかねているたとえ。日和見ひよりみ。穴から首だけ出したねずみが外をうかがって、両側をきょろきょろ見回している意から。▽「首鼠」は「首施しゅし」に同じで、躊躇ちゅうちょするさまともいう。「両端」はふた心の意。
(出典)『史記』灌夫伝(かんぶでん)
(例文)首鼠両端を持して動き出したけれど、あまりにも決断が遅すぎた。 次回に続く。




この記事に関するご感想などを下記メールでお寄せください。comfree@papars.net
2013年の記事を閲覧するには日常細事のアイコンをクリックしてください。
©2013 papa's_pocket. All rights reserved.