日常細事2022pre


kiji


2024.6.20 諺集に見るわが人生(280)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「正直の頭(こうべ)に神宿る」正直者には必ず神のご加護があるという意味を持つが、これは「正直に生きていれば、必ず良いことがある」というたとえでもある。 神様は、誠実な心を持って正直に生きている者を常日頃から見守っていて、かならずそのご加護がある、という正直の大切さを表している。
(例文)正直の頭に神宿るもので、彼は欲のない人だが、成功することができた。
(類義語)正直者に神宿る/神は正直の頭に宿る/神明は正直の頭に宿る/誠は宝の集まりどころ/正直は一生の宝/正直は最良の策である/正直は一旦の依T古にあらざれどもついに日月の憐れみを被る

 「正直者が馬鹿を見る」ずる賢い者はうまく立ち回って得をするカヾ、正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をする。
(注釈)正しい事がなかなか通らない世の中の矛盾を批判した言葉。
(類義語)・偽りの頭に宿る神あり・正直は阿呆の異名・正直は一旦の依怙にあらざれどもついに日月の憐れみを被る・正直貧乏横着栄耀
(例文)正直者が馬鹿を見る世の中なんておかしいじゃないか、変えていくべきだと思う。
(補説)良い結果を出す人は効率良く要領良く頑張っている。
真面目が馬鹿を見るのではなく、馬鹿が馬鹿を見るのだ。。
正直者とお人好しとは違う。結局お人好しが馬鹿を見ることになる。

 「小事は大事(しょうじはだいじ)」些細な事が大事を引き起こす例は少なくない。小事だからといって物事をおろそかにしてはいけないという戒め。日々の小さな事柄にも注意を払い、慎重に扱うべきだという考えを示している。
(類義語)・小事を軽んずる勿なかれ・蟻ありの穴から堤も崩れる
(例文)気になることは後回しにしない方が良い。小事は大事だから、大ごとになる前に対処した方が楽だ。
つい小事は軽く扱われ、後で「あの時確りしておけば、こんな大事にならなくて済んだ」と悔やまれることは多々ある。 次回に続く。



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