日常細事2022pre


kiji


2024.6.23 諺集に見るわが人生(281)

 今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。

 「小事は大事(しょうじはだいじ)」 些細な事が大事を 引き起こす 例は少なくない。 小事だからといって物事をおろそかにしてはいけないという戒め。 小さな問題を軽視すると、それが積み重なって大問題に発展することがあるってこと.
小さな問題を見過ごすことなく、初期段階で適切に対処することが、最終的に大きな問題を防ぐためには不可欠である。
(同義語)・小事を軽んずる勿れ・蟻ありの穴から堤も崩れる
(類義語)蟻の穴から堤の崩れ。
(例文)小事は大事なのに、事件化するまで警察は動いてくれない。
小事はとかく疎かにされがちだが、それが大事に至ることはよくある。

「盛者必衰(じょうしゃ-ひっすい)」盛者必衰とは、この世は無常であるから、栄華を極ゆている者も必ず衰えるときがくる Iいうこと。
(由来)『仁王経』の「盛者必衰、実者必虚 (盛んな者はやがて衰え、満ちている者はやがてからっぽになる」に由来する。
仏教にある人生観で、この世の無常を表している言葉。
『平家物語』の冒頭にある「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理 (ことわり)をあらわす (祇園精舎の鐘の音は「世の中に不変はないと言っているように聞こえる。沙羅双樹の花の色は、盛んな者は必ず衰えることを表している。思い上がった者は長く続かない)」は、あまりにも有名である。
(類語)盛者必衰の類語・類義語としては、この世に生を受けた者は必ず滅び死ぬことを意味する「生者必滅」、世の中の一切のものは常に変化し生滅して永久不変なものはないことを意味する「諸行無常」や、栄えたり衰えたりを繰り返す人の世の儚さを意味の「栄枯盛衰」などがある。
栄枯盛衰を使った分かりやすい例としては、「会社や事業の栄枯盛衰を多く見てきました」「栄枯盛衰の激しいITビジネス業界です」などがあげられる。
(例文)平家物語にみる盛者必衰の理に、万物の諸行無常と人生の虚しさを覚えました。
次回に続く。



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