kiji

2013.9.25 ドリームジャンボ
 この6-7年間、私は1億円以上当たる宝くじに限定して連番10枚を買い続けている。
 そのきっかけとなったのは、最初に買った宝くじが偶然5万円の当たり籤だった。それは幸か不幸か定期買いの始まりとなった。その後何回か小当たりの3千円が当たったりして、結構元が取れると錯覚してしまった。きっと、大当たりに巡り合うと信じて買い続けた。ところがこの2ー3年さっぱり当たりに見放されてしまっている。結局収支は大赤字という始末だ。
 宝くじと言えばdreamという言葉に尽きるわけで、私はこのdreamに乗せられてしまったということだ。もし、1日にして億万長者になったとしたら、自分はどうするのか、豪邸を買う、高級車を買う、クルージングで外国旅行を楽しむ、旨いものを求めて旅をする、etc。誰もが空想する陳腐な夢の実現でしかないと思い至る。
 そんな自分の何処かで僥倖による不似合な大金を得ることが、きっと家庭を崩壊に導くと確信している。今私の手元にあるドリームジャンボは、5月に購入したもので、未だに結果は見ていない。結果は既に出ているわけで、インターネットで調べれば儚い夢と消え去るのは目に見えている。もし、万が一、思いがけなくという思いが結果の確認を渋らせている。多分今年の終わり頃までには結果を知ることになる筈だ。それまでは新しくドリームジャンボを買うことはない。そして、それ以降も。
 何故こんな中途半端な決心をしたかというと、宝くじが与えてくれる夢よりも、現実的な夢の実現への道が見つかったからである。どこに見つけたかは、「見果てぬ夢」(note:メモランダム)でも触れているように、このホームページが私の空想の城であり、旅であるからだ。「自己満足だよそれは」という声が聞こえるようだが、私にとっては、この歳になってやっと見つけた身の丈に合った夢の実現(ドリームジャンボ)なのだ。