2014.10.17 雑学 秋の七草
台風も去り、久し振りの秋晴れで紅葉狩りなどしたい気分だ。ところが出かけても、どうも紅葉は見頃ではないとの報道がある。モミジで有名な京都の紅葉は12月頃になるという。
それでは秋を代表する草に目を転じると、秋の七草の存在がある。春の七草は七草粥と食を伴うので、人によく知られている。
一方、秋の七草をそらんじて唱えることできる人は多くない。万葉の歌人山上憶良が「萩の花 尾花 葛花 瞿(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし)また藤袴 朝顔(桔梗が一般的)の花」と詠んだことから、日本の秋を代表する草花として親しまれてきたという。
余り目立たず地味に花を咲かせるせいか、菊の花のような印象を与えないのも、覚えられない一因だろう。
そこで、次のような頭文字を並べる語呂合わせにすると簡単に覚えられるという(ホームページnanapiから)。
お・す・き・な・ふ・く・は(アンダーラインの付いた文字をクリックするとイラストが表示されます)と覚えるのが早道だそうだ。
・お=女郎花(おみなえし)
・す=薄(すすき別名尾花)
・き=桔梗(ききょう)
・な=撫子(なでしこ)
・ふ=藤袴(ふじばかま)
・く=葛(くず)
・は=萩(はぎ)
他の覚え方として、春の七草のように韻を踏んで短歌にしたものを、繰り返し口ずさむと、自然に口から出るようになるという。個人的にはこちらの方が好きだ。
ハギ・キキョウ/クズ・フジバカマ/オミナエシ/オバナ・ナデシコ/秋の七草。
じっくりと秋の七草など鑑賞しては如何。
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