2014.10.20 親の嘘はお見通し
Macで一休みしていたところ、隣の席に母子連れが座った。子どもは、一見年長さんの年頃と見た。母親が何やら諭している。「どうするの、行くの行かないの。行かないのならお母さん電話で断らなきゃいけないから、早く決めて」。くだんの子ども「明日は必ず行く」などとどうも歯切れが悪い。何やら稽古ごとに通っている様子だ。子どもは気の向かない習い事らしい。言を左右に明確な意志を示さない。
業を煮やした母親は、「それじゃ、これから断りの電話してくる」と席を立って、外に出て行った。1分もしないうちに戻ってきた。ちと早すぎると思った。多分子どもを一人にすることの危険が優先した行動だろう。
母親「電話してきたわよ」。子ども「嘘、電話してる声聞こえなかったよ」。子どもも早過ぎると察知したのだろう。母親「−−−」どうやら図星のようだ。思わず隣で笑いを噛み殺した。母親の小芝居、子どもにはお目通しのようだから、この手はもう通じないだろう。
どうもこの母子、いつものことらしい。毎日こんな事を繰り返しているに違いない。
食べるものを食べ、飲むものを飲み、何事もなかったように去っていった。
子どもは母親の一挙手一投足を注意深く見守っており、瞬時に「本当」と「嘘」を見抜いてしまう。
侮りがたし「年長さん」。
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