kiji

2014.11.28 来年の年賀状
 毎年この時期になると年賀状を作る準備に入る。毎年どのような年賀状を作るかは誰もが頭を悩ますことだろうが、私も同じだ。12月15日に投函する前の1ヶ月ほどは準備に手間をかけることになる。
 年1回の便りともなると、力の入る作業になる。100人強の知人に出すのだが、40年来の付き合いの人もいる。と言っても僅かな期間職場の仲間が多いので、今会っても顔さえ思い出せない人もいる。人は変わるが、年賀状だけでつながっている人が大半だ。途中で音信が途絶えれば、名簿から削除する。そんな関係の人も多い。
 それでも紋切り型の年賀状は出したくないので、今年からは従来のインクジェット官製年賀はがきを普通の裏面が光沢紙のはがきに変えた。そうしたのは今年の文面には多く写真を使用しているからだ。写真は光沢紙でないと発色が思うように再現できないのも大きな理由だ。
 文面の作成は最初は写真の準備、ついでデザインと各パーツの割付の順で行う。11月一杯かけて印刷テストできるまでに仕上げる。内容の出来不出来は受け取った人が評価するものであるからなんとも言えないが、手間ひまかけていることは確かだ。
 発送準備は本年受け取った年賀状と喪中はがきを見なおして調整するので、12月10日頃まで待って宛名を書き始める。それがまた一仕事で、ここ数年は宛名書きはすべて筆書きにしており、かつてのようにパソコン任せの手間なしという訳にはいかない。
 年1回の便りという人が殆どで、その分、心をこめて手書きにするのだから、無駄にはしたくない。そこで年賀切手を貼ることで、節約しようというアイデアだ。
 最後に文面であるが、写真の他に数行分余白を取っておき、年賀状を送る人の顔を思い浮かべながら一人ひとりに合った言葉を添えることにしている。もっとも思い出すのはずっと若い時の顔にはなるが。きっとその一言が年賀状本来の役目を果たしてくれると信じている。


 
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