2014.12.18 柚子湯と南瓜
12月の歳時記は何と言っても冬至。冬至は(12月22日)、日本の季節で太陽の位置が最も低くなる日で、日照時間は夏至に比べ東京で4時間40分も短くなるというから、寒いのは当然のことなのだ。
冬至には柚子(ユズ)湯に入り、南瓜(カボチャ)を食する風習があるが、これはどこからきているのだろうか。
ネットで調べたことを纏めると、面白い言い伝えがある。柚子湯は元は語呂合わせだ。柚子は融通がきく、冬至は湯治にかけて合わせ技の風習なのだそうだ。実効性も伴っている。柚子湯は血行を促進して冷え性に効く。その他、体を温めるので、風邪予防にもなるし、リラクゼーション効果もあるなど、風習として根付いたようだ。
次に南瓜を食べるという風習は、神道の陰陽五行説に準じているようで、南瓜の中身は黄色で、それが魔除けの色で邪気を払うと言われている。なぜカボチャを南の瓜と書くかについては、陰(北)から陽(南)に向かうことを意味しているという。
南瓜の効用は、ビタミンCやカロチンが豊富で、風邪や中風予防に効くということと、長期保存が効くところから、冬の栄養源としての役割を果たしている。
私はご近所の庭に実った柚子を頂き、風呂に入れて柚子湯とし体で味わっているが、南瓜に関しては、普段でも食するので、冬至に必ず食べるということはない。
このような風習は、福を招き、体にも良いというのなら、先人の知恵に学ぶに越したことはない。
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