kiji

2014.12.25 鍋がいい
 冬の食事で欠かせないのが鍋料理。家族で食卓の中央のコンロに置かれた鍋を囲んで、汗をかきながら賑やかに楽しみながら食事する。一家団欒の光景が目に浮かぶようだ。
 高齢化が進み独居老人や年寄り二人だけの世帯も増えているので、こうした家族が揃った食事風景は減ってきていることは確かで、大家族時代の昔が懐かしい。
 一人鍋という無いわけではない。旅館などでは会席のテーブルによく出てくる(紙鍋などという)。料理の一部なので、具は多くない。それでも鍋は鍋、一人でも味わうことはできる。
 鍋料理の定義では(ウィキペディア)、「複数人で鍋を囲み、卓上コンロやホットプレートなどで調理しながら、個々人の椀や取り皿あるいはポン酢やタレなどを入れた小鉢(呑水という)に取り分けて食べるのが一般的である。特に冬に好まれる」とある。
 さて、鍋料理は非常に多くの種類があり、郷土料理も含めると数千種類を優に超えるそうだ。そこで、一般的鍋料理で殆どの人が口したものを、勝手に選んで上げてみる。
 寄せ鍋、湯豆腐、水炊き、ちゃんこ鍋、すき焼き、モツ鍋、ちり鍋、おでん、牡蠣鍋そして闇鍋などである。
 家庭で供される鍋料理は、お好みもあるが郷土の味を楽しむ以外は、上記のようなスタンダードな鍋の何れかであろう。
 鍋料理は締めがある。鍋にはいろいろな具材を煮込んでいるためにだしの効いたスープが残る。これを使わない手はない。そこで締めにうどんを入れたり、お餅を入れたり、残りご飯を入れて雑炊にして仕上げとする。火の消えた鍋の底には、何も残っていないという無駄なく満腹するのが鍋料理だ。



 

 
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