2014.12.5 風習(中締め)
風習というのは、言い換えると「ならわし」とか「しきたり」のことで、地域ごとに異なる場合が多い。自分の経験に照らして顧みると、そのうちの一つに忘年会のお開きなどで使う中締めのしきたりがある。
これには、一本締め、三本締め、関東の一本締めなどが思い浮かぶ。
この中締めは、時と場所で変わるなど曖昧なので、「Yahooの知恵袋」の知恵を借りて紐解いていくことにしよう。
上に三種類示したが、それぞれ手の打ち方が違う。
一本締めと関東の一本締めとは全く違うので、混同するとちぐはぐになってしまう。
正式の一本締めとは、次のようなものだ。「チョンチョンチョン チョンチョンチョン チョンチョンチョン チョン」と10回手を叩くのだという。次は関東の一本締めとは、どうかというと「ヨ〜 チョン」と1回で締める。10回叩くのと1回では大きな違いがある。
それでは三本締めとは、どう違うかというと、そもそも発祥は、舞台公演などで終演の際、出演者が勢揃いして観客にお礼の挨拶をすることに発している。この時、出演者は観客に向かい、左右、中央の三方に礼をする。それに習い、一本締めを三回繰り返す。都合10回×3回=30回手を打つ。こんなに手を打った経験はないが。私は三本締めというのはずっと正式な一本締めと勘違いしていたということになる。
ところで、3×3=9は九=苦に通ずるので縁起が悪い。そこで最後に一つ「シャン」と加えて、九に一つ点を入れれば「丸」という字になる。これですべて丸く収まるという仕組み。確かに言われてみれば納得できる話だ。
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