2014.12.8 風習(神社参詣)
前回に引き続き風習のひとつ神社参拝についても調べを広げて見た。
毎年恒例のようにお詣りするのだが、正しい手順が身につかず、前の人の例に習うという参拝の仕方をしている人が、結構いるのではないだろうか。
参拝は形から入り形で終わる、謂わば儀式のようなものだ。従って自ずからルールのようなものが存在する。
その流れを示すと次のようになる。
第一段階:神社を訪れたら、先ず参道の両端を通るのが習わしになっている。これは参道の真ん中は神様が通るところとされているからだ。
第二段階:手水(ちょうず)と呼ばれる石造りの用水桶のある場所に行き、柄杓(ひしゃく)を取って手を洗い、口をすすぐ。これは下界の穢れを落とすための儀式である。次のような手順で行う。
(1)右手に柄杓を持って水をすくい。まず左手にかける
(2)左手に持ち替え、右手にかける
(3)再び右手に持ち替え、左手の手のひらに水を掬うように注ぎ、口をすすぐ
(4)柄杓の中に残った水は、柄を下にするようにして立てて柄を洗う。そして、元に戻す
以上が一連の所作である。
第三段階:神社本殿前の拝殿に進み、軽くお辞儀をして、お賽銭を入れて(投げるのではなく置くように)、鈴を鳴らす。
最終段階:2回深く礼をし、2回柏手を打ち、1回深くお辞儀をする。最後に神官に軽く会釈して退出する。
こうした一連の流れの中で、気持ちが清々しくなるのは確かだ。その上一年の無病息災と家内安全を授かるなら、大変なご利益(ごりやく)を得ることになる。まずはお詣りすることが必須条件だが。
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