2014.2.11 椅子(mono)
腰を据えるという言葉がある。その意味は「じっくり構える」ことを言うのだが、モノ(mono)視点で見れば、腰を据える道具、つまり、椅子のことを指す。
私のように、物を書くことをライフワークと考える者にとって、作業に椅子は欠かせない。下書きしたり、PCを操作するには、椅子が果たす機能は大きい。しかし、椅子を色々変えて、試行錯誤を繰り返しているが、いまだ「これだ」という椅子には巡り合っていない。
作業環境を考えると、椅子と机はセットで考える必要がる。先に述べたことだが、我が家は執務環境といった大げさなものはない。狭いので、作業場所を確保するのに一苦労する。一か所だけライティングデスクの前だけは固定しているが、部屋の片隅で物で溢れかえった通路の一部なので、腰を据えるより、落ち着かないといった場所にある。そのため椅子は直ぐ片付けられるような、軽量で折り畳みができ、背もたれの着いたものを使っている。
この椅子にしろ、この代に至るまでにキャスター付きの重い椅子や、デカすぎるイタリア製のロッキングチェアを無理やり押し込んで失敗した経験の末に、今の場所を得ているものだ。
このように椅子といっても色々で、結局行き着いたのが、場所を取らず、軽くて、折り畳めるものというのが共通点になる。
スタイルは2種類で、脚の着いた椅子と座椅子に大別される。座椅子はアウトドア用の布地の背もたれがベルトで調節でき、マットにもなる多機能型のものが気に入っている。当然机は座卓である。この他折り畳み机で、高さ調節ができる物用には、矢張りアウトドア用の袖付ディレクターチェアを使っている。その時の体調や気分に大きく左右されるが、たかが椅子、されど椅子。未だ腰が据わらぬまま何とか凌いでいる。
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