2014.3.16ローマ字変換の罠
物を書いていてよく引っかかるのが、文字の変換が思い通りにいかないことだ。私の場合、キーボードは、ローマ字入力しか使わない。ローマ字自体が、日本語変換に使われるなどとは、想定していない時代に考案されたもの(起源については神奈川宿2で紹介している)なので、その方式に従って入力すると、思ったように変換されないのは、当然と言えば当然なのである。
例を上げてみる。tuzukiを変換すると、求めている「続き」や「都筑」とは変換されない。正しくはtudukiと入力しなければならない。ローマ字のルールでは「ず」または「づ」はzuと表記するするのが通例である。他の入力で悩ましいのは、長音である。例えば、東京のローマ字表記は「tokyo」であり、京都は「kyoto」が正しい。これを見ると「長音」を示す文字が欠落している。従って、ローマ字変換する場合は、toukyouであったりkyoutoという風に、uを入れなければならない。oの頭に-を乗せるという長音表記が変換辞書にあるが、アルファベットから拾い出せないから実用的ではない。
濁音の場合、先に示した「ず」や「づ」の他たくさんある。jiの「じ」やdiの「ぢ」は音は同じだから、日本語に変換してから、間違ったことに気づき(kizukiだと築きになる)、打ち直しとなる。
意味や前後の関係を推しはかって入力すれば、間違えることは少なくて済むが、一度は間違えるものだ。おそらく、多くのライターがこんな「罠」にはまって手間取っていることだろう。
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