kiji

2014.5.19 アングルを変えて見る
 ワイシャツだけで散歩できるいい季節なった。その分長い距離を歩くことが出来る。MM21地区には、道端に置かれた花壇の花が今が一番の盛りで、身の心も癒してくれる。
 今回はちょっとコースを変えて、遊戯施設が立ち並ぶ運河沿いを歩いてみた。
 ここから見るMM21の中核は、水辺の一番低い場所から見上げる形になる。目に映る光景がいつもと違うと感じられた。(スライドショウ)
 ランドマークタワーを下から見上げると、実に巨大でのしかかる様な圧迫感を覚える。この地区で一番高い建造物程度の認識しかなかったが、この地区のボスであると再認識した。
 目を反対側に転ずると、コスモクロックの巨大なホイールがゆっくりと回る姿を眼前に捉えることができる。まるで大きな柱時計のように、時の流れを、刻んでいる様子は、ランドマークタワーと好一対のモニュメントである。
 このインパクトある光景は、目の錯覚により、既成のイメージを別の次元へと変えてしまうほどの力を感じさせる。
 MM21地区は巨大建造物の集合体である。遠くから見える姿と近くでクローズアップしたアングルには、別の発見が生れる。
 普段既成概念となっているイメージは、角度とズームインするだけで、いとも簡単に覆ってしまう。まさに「目から鱗が落ちる」とはこのことだろう。
 物を見る際のアングルは、その物体のかもしだす別の属性のようなものを露わにする。
 今回の経験は、「日常細事」で取り上げる取るに足らない事柄を、既成の体験や視点に基づいて書いていることに、ある種の警鐘を発する。
 アングル(視点)変えると、別次元の世界が見えてくる。


 
 
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